フランスで子育て猫育て。

南仏での育児と猫のことをつづっています。

猫 ノミ取られ中。


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猫のノミ取りは私の日課。フランス語の勉強より重要(嘘)。

なぜなら私が、4人一緒にいたら一人だけノミとか蚊が寄ってきて集中砲火を受けるため、半分は猫のためより自分のため。

先住猫たちは日中は外出自由(夜は屋内)なのでどうしてもノミがつきます。全員ノミ取りの液薬をしてますが、やはり全滅はさせられないのですよね。

 

そういう猫たちのいる家に放り込んだので、当然ノミがつきました。

そりゃもう早かった。ニースについて翌日にはもう私も猫も結構な数刺されてました。ノミに刺されるのは蚊の数倍強烈です。掻いてしまうと跡の残り方もひどいです。

 

うちの猫は、長く完全室内飼いで無菌状態の箱入り娘で暮らしてきたので、免疫が落ちていたのか、刺された跡が赤くなり、渡仏のストレスも相まってが多く刺された首回りや耳の後ろの毛がごっそり抜けました。

医者に連れて行き、注射と投薬で落ち着いたけど、繰り返せば結構な費用がかかるので、せめて、私の猫だけでもこまめにノミを取ることにしました。私と夫の部屋に長時間滞在するのは、彼女だけなのでそれだけでもマシになるかと思いまして。

ちまちまでも毎日やっていると、朝10匹・昼10匹は取れていたノミが、最近は1日で2〜3匹ほどになってきました。

 

しかし。

ノミは好適な環境がととのえば、驚異的な繁殖力をみせます。あるデータによると、産卵直前のメスノミがわずか10匹いれば、卵がふ化して幼虫からさなぎへ 成長し、30日後にはノミ成虫が約2,000匹に増殖。同時に、90,000個以上の卵と10数万匹の幼虫を生み出すといわれています。温暖な室内環境はノミにとってパラダイス。成虫が愛犬・愛猫に寄生しているのが見つかったときには、すでに室内に大量発生している・・・ということがあり、環境対策や薬剤投与を含めた総合的なノミ対策が重要です。

ノミはどこにいるの?|Life with Pet バイエル薬品株式会社 動物用薬品事業部

桁が大きすぎて、読んだだけで「ヒーッ」ってなる。正直、ゴキブリより私には影響力ある。

 

ノミを捕まえても爪とかで潰してはいけません。目には見えませんが、潰した時に、卵が飛散するそうです(そしてそれが孵化してまた繁殖するのだ!)。

捕まえたら、そのまま水にぶち込みます。せっかく捕まえたのに途中で取り逃がすとかなり悔しい。ノミのジャンプ力は侮れないです。

(思い返せば大学時代、ルームメイトの飼い猫にノミが大量発生した時、ルームメイトに爪と爪で潰せ(指では小さすぎて潰せない)と教わったんですが、真逆の指導だったんだなあれは。どうりでノミ減らなかったわけだよ。最終的にアースレッド2回焚いて解決したけど。)

 

そして本格的なノミの繁殖期は夏らしい・・・。こわいよーこわいよー。

今はできるだけこまめにノミを取り、掃除機をかけることを繰り返しています。日本から送った荷物に入れてた、猫飼いの味方ルンバも無事届いたので、かなり楽になりました。

 

私の猫はハゲが治るとともに免疫がついたのか、最近は少々ノミに刺されてもけろっとしているようになりました。

ただ、後ろ足で耳や首を掻く仕草をすると、私や夫に怒られる(掻いた跡が治ってないとこもあるし、室内でやられるとノミのフンや卵が落ちそうで嫌)か、ノミ取りブラシを持ったノミ取りババア(私)が飛んでくるので、ちょっと迷惑そう。ブラッシング中はゴロゴロ言ってますけどね。

 

ニースに来てからは先住猫たちと同じように日中は外出自由で飼っています。家のあちこちで窓やドアが開け放してあるのに、私の猫だけ外に出さないようにするのは不可能なので。

ただ、長く完全室内飼いで、日本ではちょっと外に飛び出そうもんならダメダメ言われて暮らしてきたので、いきなり「どこでも好きなところへ行きたまえ」と言われても、なかなかそういう訳にもいかない模様。

人間も猫も、いきなり自由が与えられるとどうしていいか分からなくなるってことなのでしょう。

「私も同じ気分だよ、今」などと猫に言いつつ、お互い少しずつ行動範囲を広げております。