フランスで子育て猫育て。

南仏での育児と猫のことをつづっています。

『ご自由にどうぞ』でおもちゃと本を拾う。


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道端に『ご自由にどうぞ』と家具や本などが置いてあること、時々日本でも見かけますが、ここフランスのニースでは、もっと頻繁に見られます(きっとフランスの他の都市でも同様だろうと思います。)

そして、この週末、家族3人で公園で遊んだ帰り道、初めて本と玩具を拾って持ち帰りました。玩具が比較的状態が良く、娘がひと目で気に入って離さなくなったこと、本は夫が面白そうと思った作品だったからです(後で調べたら全て著名作家でした)。

拾ってみたら、けっこう良いモノだった。

玩具はフランスの玩具ブランド「JANOD」

娘がひと目で気に入ってお持ち帰りとなった木のサルの貯金箱(フタは無かった)。写真撮ってて気付いたけどJANOD(ジャノー)でした。 好きな玩具ブランドなので、ちょっと得した気分です。

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過去記事で紹介しています。

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本日現在、娘はたいそうお気に入り。サルの腹に積木を入れて見せたら、真似してそれを繰り返しています。

本はけっこう有名な作品ばかり。

本はというと有名作家揃いでした。調べてみたら、全部日本語訳されているものばかり。

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左から・・・

オウエンのために祈りを〈上〉 (新潮文庫)

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片手いっぱいの星

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海を見たことがなかった少年―モンドほか子供たちの物語 (集英社文庫)

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ル・クレジオはニース出身で2008年ノーベル賞受賞。ジョン・アーヴィングは「ガープの世界」「サイダーハウス・ルール」の作者だし、ラフィク・シャミは存じ上げませんでしたがベストセラー多数の人でした。私も読みたい。買おうかな・・・。

※Kindle版はありませんでした。無念。

時々掘り出し物がある道端の廃棄物。

今回拾ってきたような『ご自由にどうぞ』という品が置いてあるのは、歩道に設置されている大型回収ボックス(ビンや紙のリサイクル)の側や、捨てた人の家の前などです。

私がよく見かけるのは

  • 子供の玩具(大抵は壊れている)
  • 本・雑誌
  • 衣類(衣類用のリサイクルボックスがあるので極たまに)

この辺り。

皆けっこう気軽に拾っていく。

時々「えっ、これ捨てちゃうの?」という状態の良いものがあったりします。なので、身なりの良さそうな人だろうと、子どもだろうと、手にとって確かめてみて、気に入ったらぱっと拾っていく感じ。

捨てる側も「もし誰かに貰ってもらえていたらいいな」の軽い気持ち。

かくいう我が家も、先日義父母が持っていた大量の雑誌を捨てましたが、その際に1970年〜90年代発行のものが多数&状態はそれほど悪くない、ということで、回収ボックスに放り込まず、側に並べて帰ってきました。

なお、誰も拾わなければ、ほぼ毎日来るゴミ収集車が夜間回収して行きます。そのため長く放置されたりすることはありませんし、放置されっぱなしの自分が出したゴミを目にすることもほぼありません。「ひょっとしたら誰かが次に使ったり読んだりしているかもしれないなあ」というふんわりした状態でいられるのが良いのです。

 

どなたかは存じませんが(とは言えご近所さん)、あなたのところで不要になったサル、今度はうちの娘が使わせていただきます。ありがとう。

 

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