フランスで子育て猫育て。

南仏での育児と猫のことをつづっています。

夫のひとり育児体験は、私に新しい視点をもたらす。


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f:id:srdavi3216:20180420053019j:plain月曜日、私が9時から16時まで語学学校、しかも義父母不在で娘が預けられないため、夫が在宅勤務に切り替えてくれました。総計50時間しかない授業時間のうち6時間を捨てるところだったので、本当にありがたかったです。

夫にとっては3か月ぶりのワンオペ。普段から在宅時や週末は積極的に育児している夫ですが、私という「逃げ場」がない状況というのは、やはり覚悟が違ったようです。

月曜日の夜、娘を寝かせた後、夫と夕飯を取りながら、1日の出来事や夫が感じたことを聞きながら、私自身にもいろいろハッと思うことがありましたので、覚書がてら記事にします。

娘に「怒らない」と決めて接した

本当に危険なこと以外は「怒らない、イライラしない」と決めて娘と接したそうです。いつもは、わりとすぐ「ダメ!Non!」が出る夫ですが、丸一日娘と二人きりで過ごすにあたり、細かなことで叱っていてはキリがないと思ったと。

娘も1歳3か月になり、「ダメ!Non!」が意味するところを理解してきているので、むやみに発動していてはお互い険悪になってしまいます。

これは私も普段同じようにしているので、夫が自らそう思ってくれたのは良かったです。

娘の食事タイムに新たな発見

最近、 娘の食事タイムが辛くなりがちだった私。そのことを夫にブツブツ言うことが増えていました。

ツイッターにも吐き出してみたりして。

そして、夫が一番イライラするのも娘の食事。夫が叱り娘が泣くの悪循環になるため、最近は週末も私が食事担当をしていたので、 ワンオペにあたりこの時間を一番心配していたのです。

ところが、お昼過ぎに夫に「どうだった?」とメッセージしたら「お皿もひっくり返さなかったし、よく食べていい子だった」と返事がきて、びっくりしました。

お皿の中の食べ物を娘から見えるようにした 

娘がお皿をしょっちゅうひっくり返すのは中身が見たいと思うからでは?と思った夫。娘が食べ進めるごとに、食べ物を娘の視界に入りやすいところに寄せてあげるようにしたそうです。すると一度もお皿をひっくり返すことなく食事終了。

その発想は無かった・・・。

翌日、さっそく私も真似してみたら、本当に久しぶりにノンストレスな食事タイムを過ごすことができました。 嬉しかった・・・。

食事中、娘が出す「あれ欲しい」はことごとくスルー 

欲しいものがある時、そちらに手を差し伸べて「ん!ん!」という娘。食事中でもそれは起こります。そちらを見て「あれは今ダメ」と言おうものなら泣く→食べなくなる。これも私のストレスでした。

これに対して夫は、「見ざる、言わざる、聞かざる」というか「何も気づかなかった」ふりをして対処したそうです。娘は「ん!」と言っても夫が無反応なので、娘もそのまま普通に食事を続行したそうです。「ダメ!Non!」を言わぬが勝ち。

早速翌日真似をして、これも大成功。

夫のひとり育児体験をフィードバックして視点を変えてみる

日中、ひとりで娘と向き合っていると、どうしても「自分のやり方」ができてきます。それに固執しているつもりはなくても、夫のやり方と違うことでつい口を出してしまって衝突したりすることもありました。

でも、夫の成功体験や意見をしっかり聞けたことで、ちょっと娘に対する接し方の視点を変えてみて、結果的に娘だけでなく、何より自分を楽にすることができました。

ところで、夫ひとり育児の後は家の中はカオスになった。

なお、今回夫がひとり育児にあたって割と早い段階で決心したことには「部屋を片付けない」というのもありました。

娘が歩けば部屋が散らかる今日この頃、散らかっていること一切に目をつぶったことで夫は楽になったそうです。

学校の終わり、夫と娘と公園で合流しての帰宅途中、「家の中カオスだから…(てへ★)」と事前申告され、帰宅してみたら本当にまあ見事なカオスだったのですが、家事は私の慣れていることなので、これは万事OKとしました。

 

家族三人にとっても良い一日。またこういう機会があるといいなと思います。

 

こんな記事も書いています。 

srdavi3216.hatenablog.jp