フランスで子育て猫育て。

南仏での育児と猫のことをつづっています。

【バイリンガル育児】言いやすい方の言語?で発語する1歳8ヶ月娘。


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発語はそれほど早くない(と思われる)娘ですが、少しずつ言葉が増えてきました。

タイトルに「バイリンガル育児」などと書いていますが、そんな格好つけていうほど取り組んでいるものではなく、今のところこんな状況です、ということをまとめています。

日中はできるだけ日本語と仏語両方で話しかけ。

夫が仕事でいない日中は、私は日本語で話しかけていますが、頻出語はフランス語も併せて言うように努めています。

ごはん食べよう

水を飲んで

◯◯しよう/◯◯に行こう

気をつけて

これは触ってはだめ

片付けて(ないないして)

ここから上ろう/降りよう

などなど。

日本語を話さない家族(義母や義兄弟)や、公園でよその子とふれあったり、ご近所さんと会うことなど、仏語話者の人との交流の際に、娘が理解できなかったり無反応だと何かと困ると思い、よく使う言葉は(私の下手くそ)フランス語でも言い聞かせています。

(これは私の仏語向上にもとても役に立ちます。)

娘は日本語優勢。でも仏語でも理解している

日中は基本的に私とべったり一緒なので、理解している言語はやはり日本語優勢と思われます。でも、フランス人義母の話しかけもちゃんと理解しています。

義母は働いているので、休みの日や帰宅後のおやつの時間などに、顔を合わせるようにして、ネイティブの仏語に触れられる機会を増やすようにしています。

夫は、基本的に仏語で話しかけ。出勤前と娘が寝る前の短い時間しか取れないけれど、その分休みの日に頑張ってもらっています。

仏語で話しかけられている際、明らかに「今目の前で話しているこの人が何を言っているのかわからない」という表情を見せることもありますが、そこは臆せず仏語を使っていこうという方針。

そのかいあって、例えば娘が自分で床に落としたものを「それ拾って」と日本語で言っても動かないのに、同じことを仏語で言うとやる、という場合も出てきました。日仏語両方分かっているけど、「やらなきゃ」と思うのは仏語で言われた時、という感じ。

発語は日本語・仏語混在。

発語できる単語が少しずつ増えてきた娘ですが、どちらの言葉で言うかは、彼女にとって最初に認識した方の言語、もしくは言いやすい方で言っているという感じです。

水=de l'eau (ドゥロ)

これまで幾度となく「Tu boit de l'eau?(水飲む? )」と聞かれ続けてきた結果、de l'eau (ドゥロ)=水という理解をしたようで、最近頻繁に口にしています。「水」も言えるようになってほしいので、日本語で返す回数を増やしてみています。

立つ=立っち・debout(ドゥブー)

これなんかは、こちらが「debout!」というと「たっち」と応じてきます。日仏両方の言語で理解できているけれど、口にするのは決まって日本語です。口にする時の音感が気に入っているのかもしれません。

甘いもの=gâteau(ガトー)

好きな事物についての言葉は一瞬で覚えるのは大人も子供も同じ・・・。これは教えたら一回で覚えました。あいにく、ケーキもクッキーもマドレーヌも、甘くて美味しいもの(フルーツは除く)は全部まとめて「gâteau」になっています。まあ、今はこれでいいや。

ないない(片付けて・戻して)=tu remets

娘が出した玩具や本などを「元の場所に片付けて」の意味で超頻出の「ないない」。あまりにも頻繁に使用するため、娘の発語は「ないない」ですが、「片付けて」「ないないして」「tu remets」どれでも通じるようになってきました。「ないない、ないない」と言いながらお片づけしてくれる姿は可愛い。これ、洗濯物を洗濯機に入れてもらう時などにも応用していて、進んで家事を手伝ってくれるので非常にありがたいのです。

他にも色々ありますが、ひとまずこんなところで。

迷った時はこれを読んでいます。

娘の成長と共に、言語についてはあれこれ迷うことも増えてきましたが、そういう時はこの本をパラパラと読み返しています。

娘にとっての日本語は、遅かれ早かれ「弱いことば」になっていくでしょう。来年、学校に入ればそれは加速するのは間違いないし。

でも私は、娘に日本語で話しかけ続けるつもりです。娘が大きくなった時に、ちゃんと日本語で意思疎通できる親子になりたいから。

言葉と教育 海外で子どもを育てている保護者のみなさまへ

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