フランスで子育て猫育て。

南仏での育児と猫のことをつづっています。

娘、フランスでワクチン(次は6種混合と小児肺炎球菌3回目)。


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フランスはワクチンを薬局で購入

フランスで出産し育児を始めて割と戸惑ったのが、子供に接種させるワクチンを親が薬局で購入することです。

小児科で接種するワクチンの処方箋をもらい、最寄りの薬局に持っていくことで購入できます。カルトヴィタルを提示すれば、購入費用はかかりません。

購入後は、接種する日(小児科検診など)まで自宅の冷蔵庫で保管します。

※BCGは法律変更により、現在は薬局で購入することはできず小児科でも受け付けなくなったので、生後3ヶ月の時に指定のワクチンセンターに予約して接種してもらいました。(2017年4月時点)

 

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フランスの小児の定期予防接種一覧

カルネドサンテ(母子手帳)を見れば、いつ接種するかはわかりますが、日本語で知りたい時はこちら。日本の外務省ってスゴイですね。フランスの医療事情のページに予防接種一覧(平成28年10月) がありました。ありがたい。 

引用;世界の医療事情 フランス | 外務省 より抜粋

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12月に3回目の混合ワクチンと小児肺炎球菌のワクチン。

娘は12月初旬の生後11ヶ月の検診でHexyonPrevenar13というワクチンを接種予定です。

Hexyon:

Hexyon TM /Hexacima ® は、完全な溶液状で、そのまま使用することができる唯一の六種混合ワクチンで、ジフテリア、破傷風、百日咳、B 型肝炎、ポリオ、及びインフルエンザ菌 b 型(ヒブ)による侵襲性感染から乳幼児を守ります。

引用;フランス・リヨン-2013 年 4 月 22 日-サノフィ(EURONEXT:SAN および NYSE:SNY)プレスリリース日本語版

 Prevenar13:小児肺炎球菌ワクチン

「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」には、新たに6種類が追加され、計13種類の肺炎球菌の成分が含まれています。これにより、従来よりも多くの種類に対して予防効果が期待出来ると考えられています。 

引用; 小児用肺炎球菌ワクチンの切替えに関するQ&A|厚生労働省

上記の一覧表によれば11ヶ月の時に接種することになっています。整合してますね。

カルネドサンテ(フランスの母子手帳)を確認すると、これで3回目なので一区切りです。

 

暑い時期には「ワクチン用保冷バッグ」を。薬局で手に入ります。

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薬局でワクチンを購入する際は、保冷バッグ持参をおすすめされます。なにせ生物なので。特に夏場は注意。

保冷バッグは薬局で手に入ります。(おそらく有料だけど、いくらだったかは不明。)ワクチン購入のために数回は必要になるので、持っておくと良いでしょう。

写真のワクチン購入時、レジでこれをサッと取り出したら、薬剤師さんにとっても褒められました(笑)

 

ワクチンは人類の叡智の結晶。必要なものは全部接種させるよ。

2017年11月8日現在、ツイッターでは「反ワクチン」関連本出版にあたって結構タイムラインが騒がしくなっています。私も気になるので、つい追いかけてしまいます。

フランスの場合、公立校に入学させるためには、必要なワクチンを接種済でなくてはなりません。自宅学習という方法もあるけど、全然そのつもりはしていないので、私も夫も必要なワクチンは接種させようという考え方です。

幸い、初めてのワクチンで少し発熱した以外は、娘はどのワクチンを接種したあともすこぶる元気です。生まれてこの方、風邪一つひいていないし。

娘が、無菌状態ツルツルピカピカで生まれてきたばかりの時は、電車やバスに乗せるにも一抹の不安があったけど、定期的にワクチンを接種していくことで病気から守られ、他の人にも感染させない体になっていく安心感。

小さな注射を数本打つだけでいいんだから。

ワクチンは、多くの人の犠牲とたゆまぬ研究努力を重ねた人類の叡智の結晶だ、ありがとう!って思ってます。