フランスで子育て猫育て。

南仏での育児と猫のことをつづっています。

フランスの子供のおもちゃブランド「Janod(ジャノー)」が可愛い。

f:id:srdavi3216:20171226221610j:image

今年の娘のクリスマス(兼1歳の誕生日)プレゼントとして、義父母と義兄弟からタンバリンとマラカスをいただきました。

ウサギと「Janod」という文字の2つのロゴマークがついていたので、ネットで調べてみたら、フランスの玩具ブランドでした。

どちらも可愛くて、娘も気に入った様子。座っている時やつかまり立ちをしながら、最近お気に入りの縦ノリの動きでシャカシャカシャンシャンやっております。

 

スポンサードリンク

 

日本でも買えるJanod(ジャノー)のおもちゃ

1970年にフランスで設立された玩具ブランド「Janod(ジャノー)」の玩具は、Amazonやオンラインショップ、専門店などで日本でも購入できるようです。

ヒット商品は、磁石タイプの世界地図パズル。購入した人のレビューなどを見ていると、これ、娘が大きくなったら買ってあげたいなぁと思いました。日本だと9,000円前後、フランスだと40ユーロくらい(2017年12月現在)です。

JANOD パズルワールドマップ

JANOD パズルワールドマップ

 

Amazonだけでなく株式会社ダッドウェイ(http://www.dadway-onlineshop.com/baby_brand/janod/)でも多数の商品を取り扱っておられます。

ちなみに、今回娘がもらったタンバリンは、Amazon日本だと6,000円みたいな値段がついていたものがあり、目が飛び出そうになったけど、フランスのサイトで検索したら10ユーロ前後(約1,300円)でしたので、子供玩具としては妥当な価格設定かと思いました。

対象年齢、目的別に作られています。

「Janod」の公式サイトを見てみると、対象年齢だけでなく知育玩具としての目的別(創造する、共有する、想像力を高める、視覚触覚に訴えるetc…)に区分されています。

日本で購入する際にも、公式サイトであらかじめ少し調べてみると、より良い選択ができると思います(※英語・仏語・独語)。

色が可愛く、手触りも良いです。

本エントリーのトップの写真の、タンバリンとマラカスですが、やさしい色合いで、木製でコロンとしています。手触りの良さが、娘があっという間に気に入った理由かもしれません。

大人の目から見ても可愛いです。子供用だけでなく、ディスプレイとして自分に欲しいものが色々あるので悩ましいです。

 

フランスのおもちゃ関連でこんな記事も書いています。

育児を初めてまもなく1年。少しずつ「子供むけ」の情報が蓄積されてきた感があります。

 

 

フランス 自分でどうにかする(代用)レシピ(2) ソース

渡仏以降、自宅でお好み焼きを食べるときは、たいていは醤油で食べていました。

お好み焼きソースって使うとなるとたっぷりかけたいし、アジア食品スーパーに行けば買えるけれど、まあまあ値が張るもので・・・。

ところが、先日ツイッターですばらしい情報を目にしました。

フランスのスーパーで普通に買える「Worcester Sauce」とケチャップで、日本のソースが再現できる・・・! 

 

スポンサードリンク

 

 

本当に普通に買えたWorcester Sauce

まずフランス人の夫に「worcester sauce」の写真を見せてみたところ、

「あ、知ってる。普通に売ってるよ」

との答え。さほど料理に詳しくない彼でも知っているのであれば、これは定番品なのだろう。

そこで、早速近所のカルフールへ。あっさり一軒目で発見!

っていうか、これウスターソースです!(夫に「これイギリスのソース」って言われて、改めてラベル見て気がついた。無知・・・。)

f:id:srdavi3216:20171127012311j:image

こちら、カルフールシティで150mlサイズが2.16ユーロでした。

ウスターソース(ウスターシャソース/ウースターソース、英: Worcestershire sauce/Worcester sauceは、野菜や果実などのジュース、ピューレなどに、食塩、砂糖、酢、香辛料を加えて調整、熟成させた液体調味料。日本の行政上では、「中濃ソース」やとんかつソースなどの「濃厚ソース」もウスターソース類として扱われており、それぞれ粘度が定められている。日本語で単に「ソース」と言った場合は一般にウスターソース類全般のことを指し、「ウスターソース」と言えば狭義のウスターソース、つまりウスターソース類の中でも粘度の低い製品を指すことが多い。

引用;ウスターソース - Wikipedia

このウスターソースは、モルトビネガーにタマネギ、にんにく、アンチョビ、スパイスなどが入って作られていて、日本のウスターソースの感覚で舐めてみたら思わずむせてしまったほど酸味が強く、口にした感じもサラサラしていて、かなりお酢っぽいです。

 

ソース試作してみました。

今回は実験ということで、下記の分量で作ってみました。

  • ウスターソース 大さじ1/2
  • ケチャップ 大さじ1/2
  • 砂糖 小さじ1
  • 顆粒だしのもと 小さじ1/2 ※和風っぽさを出すために
  • 醤油 少々

こちらをよく混ぜあわせた後、電子レンジで30秒程チンしてみました。

f:id:srdavi3216:20171127023126j:image

見た目はかなり濃厚ソースっぽい!

味は、まだ酸味が強めだけど、かなり日本のソースに近いものができました。夫にも試食してもらいましたが、「お好み焼きソースではないけど、けっこういい感じ」とのこと。

現在は、家にオタフクお好みソースがあるので、食べ比べながら砂糖をちょい足ししつつ調整。食べ比べてみたらわかるけど、お好み焼きソースのあの旨味のあるまろやかな味って、そう簡単に再現できるものではないですね(当然)。オタフク偉大・・・。

 

格安でお好み焼きソースもどきが作れるまで、引き続き試行錯誤してみたいと思います。

 

 

 

その他の自分でどうにかするレシピはこちら。

 

 

雨の日の洗濯にはビニルシートをかけて。

f:id:srdavi3216:20171125213501j:plain

ニースの11月は、比較的曇ったり、雨がち。今年は雨が少ないですが、それでもどんよりした日が多いです。

晴れていたとしても、太陽の光が弱いので洗濯物がなかなか乾かないのが、この時期つらいところです。

朝は晴れてるけれど、午後からの天気予報は雨。しかも大して降らなさそう…。

そんな日に洗濯をする場合、私の義母はなかなか大胆な技を繰り出します。

 

 

干した洗濯物の上からビニルシートをバサッと。

f:id:srdavi3216:20171125213738j:image

写真のとおり、屋外に干した洗濯物の上からバサッとビニルシートをかけてしまうのです。

「部屋干しにすればいいのに」と思うのですが、雨予報だったとしても、フタを開けてみればちょっとしか降らない(もしくは結局降らない)ということが多いのもニース。

そのため、こうした大胆な技を使ってしまうのは、なるほどけっこう合理的だなと、しみじみ思った次第。

 

こんなことするの、義母だけかな?と思っていたら、隣のアパートの人(しかも複数の部屋の住民)が同じことをしているのを何度か目撃したので、割と一般的なテクニックなのかもしれません。

 

フランスのベビー雑貨「Kaloo(カルー)」のウサギに娘が夢中。

小さなお子さんがいらっしゃる方、寝んね用ぬいぐるみ「DouDou(ドゥドゥ)」持ってますか?

フランスで出産した際、「DouDouは用意した?」と何度か聞かれたのですが、こちらでは赤ちゃんが生まれた際に、寝んね用のぬいぐるみを用意する(プレゼントする)のが定番です。

買ったり贈られたりした複数のぬいぐるみの中から、赤ちゃんが好きなものを選ぶとか。

そして例にもれず、私達の娘も、たくさんぬいぐるみを貰いました。(親が買ったものは結局ひとつもない。それくらいいっぱいある。)

 

スポンサードリンク

 

 

最近、娘の睡眠時ちょっと困ったことが起こっている。

娘、もうすぐ11ヶ月。眠るときは、必ずベビーベッドで1人寝なのですが、最近ちょっと困ったことが起こっています。

それは、彼女がウサギのぬいぐるみがないと、寝ない・寝ても眠りが短い・泣くという状態に。

なぜなら、このウサギの耳を口の中にぎゅうぎゅうに押し込み、抱きついていないと落ち着かないようなのです。

逆に言うと、ウサギさえいれば、目が覚めた後も耳を口にいれていれば泣くこともなく勝手に再入眠するし、朝起床後1時間くらいは静かにベッドのなかでゴロゴロと一人遊びしていてくれるのです。(そのため、毎朝彼女が何時に目覚めているのかはっきりしません。隣室で親が起きだした気配を察すると声を出すからです。)

さて、親としては、睡眠のたびに口に押し込まれるため、娘のよだれで黄ばんで(時に)異臭を放つウサギを定期的に洗濯したいのです。なにせ、耳が乾く暇がないので、ばい菌が繁殖してやしないか気が気でないからです。

しかし、ウサギを干している間、娘はしっかり眠れない。困った…。

解決策はもうひとつ全く同じウサギを買うしかないのか、と思った時、夫の叔母の助言を思い出しました。

叔母は、寝んね用のぬいぐるみ(DouDou)を2つセットでプレゼントしてくれたのですが、ウサギが来てからすっかり順位が入れ替わってしまったのです。無念。

 

 

今夏、娘のもとにやってきたウサギ。


Kaloo ルージュカルー ラビット L ベージュ

この写真のウサギが、今夏、義弟とその彼女から娘への贈り物としてやってきました。最初はさほど興味を示していなかった娘も、いつの間にやら「これがないとダメ」になってしまい…

f:id:srdavi3216:20171122172206j:plain

今では、目の前に差し出しただけで、この状態。身悶えしながら喜ぶので、「なんか、またたびでも入っているのかな」と思うほど。夢中で耳を食べています。

日中の遊びの時間に渡していると、すぐに傷んでしまいそうなので、ウサギは基本的に眠るとき以外は渡さないことにしました。

 

日本でも買えるフランス生まれのベビー雑貨「Kaloo(カルー)」

f:id:srdavi3216:20171122172200j:plain

さて、このウサギはフランス生まれのベビー雑貨「Kaloo(カルー)」の製品です。

私は、娘への贈り物として義弟からウサギのぬいぐるみをもらって初めて知りました。フランスのクリスマス用ギフトカタログにもばっちり掲載されています。 

左のクマは、娘のウサギの倍サイズです。これは可愛い。

日本でも通販や百貨店などで購入できます。 

Kaloo製品は、日本の百貨店や通販(Amazonなど)で購入できます。

どちらかといえば、女の子向けのグッズが多いのかな?という感じですが、娘がもらったウサギや、上の写真のクマなどは、男女共OKでしょう。(そもそも新生児の赤ちゃんに男の子用・女の子用と分ける必要性はあまり無いような気もしますが…)

手触りふわふわ。洗濯に強く、乾くのも早い。

娘のウサギに限って言えば、触った感じはふわふわで柔らかいです。胴体部分も結構丈夫。洗濯してもこれは損なわれません。けっこう丈夫な作りになっているかと思います。

そして、一番良いところは、乾くのが早い。

洗濯機で脱水して取り出した時点で、もう半乾きレベル。胴体や手足部分に水を吸収しない素材が詰められている模様です。これはかなりありがたい。

 

寝んね用ぬいぐるみは2個セットで贈られるとしびれます。

これは贈られる側が要求することではないのですが、もし、友人や家族に赤ちゃんが生まれて、寝んね用ぬいぐるみを贈ろうと思った場合は、全く同じものを2個セットだったりすると、かなり「この人できる…!」って感じになります。しびれます。

基本的に、赤ちゃんのよだれまみれになるのがDouDouの宿命だからです。汚れるし臭うのです…。だから、ひとつを洗って干してる間は、もうひとつを渡しておくことができれば、赤ちゃんの安眠も、親の心の平穏も保たれるのです。

いかんせん、そのぬいぐるみを気に入るかどうかは、赤ちゃん次第なのですが。

 

我が家では、2個セットのDouDouが二番手に格下げされたことにより、洗濯して乾かす暇もない耳から異臭を放つウサギの対処に頭を悩ませております。

とりあえず、娘が起きてる間に耳だけ洗ってヒーターで乾かしています。

誕生日かクリスマスプレゼントに、もう一個買おうかな。いや、しかし…。

 

 

2017/12/15追記:初クリスマス&誕生日は、もうひとつウサギに。

12月終わりに1歳の誕生日を迎える娘に、親からのプレゼントをどうしようかと夫と色々思案していたのですが、最終的に「もうひとつウサギを買おう」ということになりました。

寝入る時、ベッドで目が覚めて親が迎えに来るまでまどろんでる時、ずっとウサギの耳を口入れていたい娘。

娘にとっとと寝てもらうために、ウサギを必要とする両親。

しかし、雑菌だらけ間違いなしのウサギ(の耳)をできれば1週間に1度は洗濯したいのに、ここ最近一度もウサギが完全乾燥されていない(乾くまもなく娘とベッド・インする)ため、さらなる雑菌繁殖が気になる母。

これらをまるっと解決するのは、第二のウサギ。

全く同じ色を買うのはつまらないし、どうせいつもウサギは暗闇の中で抱っこしてるから娘は違いに気付かないだろう(成長して色が違うことに気付いたら「双子」と説明しよう。「肌の色の違いは問題ではない」という情操教育にも使えるかもしれない)という夫の発案により、色違いの茶色を購入予定です。

 

2017/12/20追記:第二のウサギ問題なし。

無事に第二のウサギが届きました。第一のウサギの色違いが一回り小さいものしか無かったため、第二はかなり小ぶりで、娘が気にいるのか少々心配でしたが、対面させてみたところ、まっっっったく違和感なく愛でておりました。

クリスマス&誕生日前ですが、もう使用開始。

そして第一のウサギは今きれいに洗濯されて、完全乾燥に入っています。

 

抱っこ紐ポルトべべ(Porte-Bébé)を使ってみた。

昨年、抱っこ紐が届いたよ、という記事を書きました。

我が家は、布タイプ(Echarpe)の抱っこ紐を希望していたので、助産師さんの出産準備講習の時に勧められたブランド「Je Porte Mon Bébé(JPMBB)」のものを購入しました。

下記から購入できます。ちなみに、この動画もサイトも見ているだけで眼福です。

スポンサードリンク

  

実際使ってみたら、こんな感じです。

写真を整理していたら、何枚かポルトべべで娘を包んでいる写真があったので載せておきます。

生後1週間ごろ

f:id:srdavi3216:20171110174327j:plain

産後すぐは、もっぱら夫が抱っこ紐担当でした。

伸縮性のある布地でしっかり包めるので、赤ちゃんもぴとっと密着して動きません。

夫が娘を抱っこして出かけると、すれ違う人の視線がめちゃ温かい。トラムやバスに乗れば、先に通され、席を譲られ、「あら妊婦さんみたい〜」とニコニコしながら寄ってくるおばあちゃん(おばさんもおじいちゃんもいた)ホイホイの様相を呈しておりました。

「皆、笑顔でこっちを見てくるから、こっちもずっと笑顔でいなきゃいけない気がして、ちょっと気疲れ…」と言っていたほどでした。

生後3ヶ月ごろ

f:id:srdavi3216:20171110175614j:plain

義母が抱っこしています。出かける直前に撮ったのですが、ポルトべべに入れて5分もたたずにすぐ寝んね。起きていることはほとんど無かったです。

写真は見切ってますが、義母はすっごい幸せそうな顔をしています。「妊婦気分よ〜」と言って、二十数年ぶりの感じをとても楽んでいました。

この抱っこ紐の良いところの一つは、赤ちゃんとの密着感だと思っています。

生後8ヶ月ごろ

f:id:srdavi3216:20171110175615j:plain

暖かくなるにつれ、ポルトべべの使用は減り、ベビーカー中心になっていましたので、少し時間が飛びまして、これは生後8ヶ月。大きくなった…。

ポルトべべに入れたら寝る、ということはもう殆どなくて、 周囲を見たくて仕方ない感じ。ぎゅっと包んでいるので、手でサポートしていれば抜け出すことはないけど、手を出したり、首を左右に動かして楽しそうにしています。

これは涼しい所で使ったときのものですが、基本的にポルトべべは夏は密着しすぎて暑い!

湿疹などが心配なので、夏は使用を控えていました。

まあ、汗やよだれで汚れたら、普通に洗濯すればOKです。もともと伸縮性のある素材なので洗ってどうにかなることもなく。

 

生後10ヶ月の現在、大きくなっても使用は問題なし。

このポルトべべは伸縮性のある全長4mくらいの布でできているます。

長さは十分で、3歳まで使えるということなので、生後10ヶ月の現在も使用は全く問題ありません。問題は、娘の体重増加に伴い、長時間立ちっぱなしは無理という(親側のいかんともしがたい事情がある)ことくらいでしょうか。

 

装着には多少練習が必要だけど慣れます!

4mくらいある布を体に巻きつけて使用するので、赤ちゃんにゆるすぎず、きつすぎない巻き具合を習得するには多少慣れが必要です。でも、何回か使えばコツもつかめてくるので大丈夫です。

おんぶする方法もあるけど、あまり必要に迫られてこなかったこともあり、一回しかやったことがありません。なので下手くそなままです。

 

それにしても。

夫が抱っこしている写真ばかりが何枚もあり、母である私がポルトベベで娘を抱っこしている写真が、まともに1枚もないこと。なぜ新生児の時に一枚くらい撮っておかなかったのか…。

激しく後悔・・・。

 

 

フランスでワクチン 2018年からの対応(3種から11種に義務化)

f:id:srdavi3216:20171129182224j:plain

フランスでのワクチン接種について、夫が「フランスはワクチン接種は義務。罰金もあるよ」と話してくれたので、そのことについて調べてみました。

フランスにおける子供のワクチン接種に関するニュースによれば、2018年から大きな変更が予定されているそうです。

  

スポンサードリンク

 

 

2018年から8種類のワクチンが新たに義務付け

フランスは、2017年8月、2歳未満のすべての子供及び2018年1月以降に生まれた子供に、義務とする予防接種を現行の3種から、8種類を新たに追加して11種類にする方針を出しました。追加される8種はこれまで義務ではなく「推奨」されていたワクチンとのこと。

ビュザン保健相は8月31日のインタビューの機会に、子どもの予防接種で11種を1月1日から義務化すると予告した。現在は、ジフテリア、破傷風、ポリオの3種のみが義務だが、これを百日せき、ヒブ、B型肝炎、小児用肺炎球菌、C群髄膜炎菌、はしか、風疹、おたふくかぜを加えて全11種を義務とする。義務的な予防接種を受けていない子どもは、原則として託児所・幼稚園等の利用が認められない。新制度は、(※2018年)1月1日以降に生まれた子どもを対象に導入される。フランスでは近年、ワクチン有害論が勢力を伸ばしているが、政府はそうした動きに逆行する決定を下した。

引用:子どもの予防接種、11種が義務に | PARIS&TOI|フランス、パリを中心とした情報サイトパリエトワ 赤字及び( )内は筆者補足

ちなみに、私の娘(現在生後10ヶ月)については、ジフテリア、破傷風、ポリオは接種済み、今後義務化される8種のうち、百日せき、ヒブ、B型肝炎、小児用肺炎球菌のワクチンはすでに2回接種済になっています。追加される8種のうちのいくつかについては、日本人の私からみれば「義務じゃなかったのか…」というものもあります。

 

8種のワクチンと予防接種の歴史をル・モンドの動画で(仏語)

ル・モンドのツイッターアカウントで、新たに義務化される8種のワクチンについての動画があったので紹介しておきます。フランス語です。

ざっくりまとめると以下のような内容でした。

  • 2000年から2016年にかけて、予防接種に消極的なフランス人の割合は10%から25%に増加。ワクチン以外の薬を含む医療スキャンダルも原因。このため、フランス政府は2018年から予防接種義務を3種類から8種類に強化。
  • なぜ義務を拡大するのか?ワクチンには効果があるから。例えば1958年にポリオのワクチンが導入され、その結果、70年で症例数が1657件から0件に。また、風疹についても、1976年から2014年にかけ100,000人あたりの感染者数が35人に減少
  • 感染症拡大を抑制するには、全人口の80〜95%が予防接種が必要。これは「グループ免疫」と言われる。多くの人間が接種することで、5〜20%の予防接種をしていない人も病気が防げる。
  • 肺炎球菌ワクチンを乳児に予防接種をすることで、ワクチン非接種の高齢者の感染が38%減少。
  • 予防接種義務化により、ジフテリアとポリオはフランスから姿を消した
  • 反ワクチン派の人は「ワクチンが問題なのではなく、問題はその副作用だ」と言うだろう。確かに副作用はある。しかし、そのほとんどは良性で、影響が出ている人は少数。
  • ただし、B型肝炎については副作用(多発性硬化症)を懸念する医師もいる。しかし、乳児については、B型肝炎ワクチン接種による副作用の報告は一件もない。

 

接種義務に違反した場合は懲役・罰金もあり得る。

現行法では、親の考えで義務となるワクチンを接種させなかった場合は、懲役または罰金が課されることがありえ、予防接種証明書がなければ子供は公立学校への入学も認められない場合があるとのこと。新たに追加されるワクチンも、これが適用されます。

公衆衛生法の第L.3116-4条によれば、理論上、懲役6ヶ月、罰金3,750ユーロが発生する。 この予防接種の拒否により子供に実際に健康被害が生じた場合、親は刑法第227−17条に定められた最高2年の懲役および30,000ユーロの罰金が科される。

Soustraire son enfant à la vaccination obligatoire est sanctionné par la loi. Les parents récalcitrants encourent en théorie jusqu'à six mois de prison et 3.750 euros d'amende, selon l'article L.3116-4 du Code de la Santé publique. Si ce refus de vaccination entraîne un réel risque pour la santé pour la santé de l'enfant, le parent risque jusqu’à deux ans de prison et 30.000 euros d’amende prévu par l'article 227−17 du Code pénal.

(略)

予防接種済または予防接種禁止の証明書がなければ、その子供の施設受け入れを拒否することができる。

En pratique, les enfants non vaccinés risquent surtout de ne pas être admis à l'école. Mais à défaut d'attestation de vaccination ou de contre-indication aux vaccins obligatoires, l'enfant peut être exclu de son établissement.

引用;11 vaccins obligatoires pour les enfants : ce que ça change concrètement - 31 août 2017 - L'Obs

 

スポンサードリンク

 

 

なぜ義務化するワクチンを増やすのか。

前述のル・モンドの動画内容と重複しますが、義務化するワクチンを増やすには、 子供へのワクチンを有害と考え拒否する親が増加していることがあるようです。 例えば麻疹。

2017/03/30(木)

欧州では1月、559件の麻疹感染が確認されたが、2月の新規感染者も急増しているという。WHOは人口全体を保護するために必要とされるワクチン接種率の基準値を95%に設定しているが、感染者の大部分は、接種率が基準値を下回るフランスやドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニア、スイス、ウクライナに在住している。中でもイタリアでは今年1月だけで感染件数が200件超に上ったほか、ルーマニアでは過去1年間に3,400件以上の感染が確認されており、17人が死亡している。

これらの国で接種率が低い原因の一つは、子どもへのワクチン接種を見合わせる親が増えてきていることがある。イタリア保健省は先に、麻疹の流行は、麻疹と流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、風疹の新3種混合(MMR)ワクチンと自閉症との間に関連性があるとの誤解が広まり、親が子どもにワクチン接種させないことが主因との見解を発表した。また、フランスでは接種手続きが煩雑なことから接種しそびれるケースが増えているという。

引用;欧州で麻疹が流行=ワクチン接種率低下で - NNA ASIA・EU・社会・事件

上記記事では、「フランスでは接種手続きが煩雑なことから接種しそびれるケースが増えている」とあります。

これは、確かに小児科検診をきちんと受けていれば、医師から(自動的に)処方箋を受け取りワクチンを購入し、次回検診で接種するのでさほど難なくきていますが、集団接種などはないので、検診をさぼったりすればアウトになりますね。

 

ワクチン反対の理由に「アルミ」?

夫が話してくれた、今回義務化されるワクチンを増やすことに反対する理由の一つに「アルミ」があるとのこと。

そもそも、私はワクチンに含まれるアルミについても全く不知だったので調べてみました。

いくつか見た中で、下記のまとめ(2016.4.7作成)が分かりやすかったのでリンクしておきます。

 

ワクチンに対しては、いろいろな考え方があるけれど…。

子供を持ってから、世の中には「反ワクチン」の考え方をする人がいることを知りました。

私自身は、ワクチンに懐疑的ではないし、実際に摂取した娘も健康そのもの。

子供に関係することも多いので、フランスのニュースはもっとちゃんとフォローしていかなきゃいけないなぁと思った次第。

 

フランス行政もいろいろ情報発信しています。

f:id:srdavi3216:20171130222603j:plain

 

その他参考及び引用記事 

 

 

知らず知らず「Baby-led Weaning」導入。

f:id:srdavi3216:20171129182819j:plain

娘、生後10ヶ月を過ぎ、離乳食の量も増えてきています。

しかし、最近の悩みというかイライラすることが、おかずをスプーンから食べることを拒否すること。

我が家でよく出すおかずとは、主にピュレ状の野菜スープに肉やパスタなどを混ぜたもの。

最初のひとくちは、たいていOK。でも2口目からは、スプーンを口元に持って行くと両手を振り上げてテーブルをバンバン叩いたり、顔を背けたり。タイミングが悪いと、食べ物をのせたままスプーンが壁や床や、食べさせている私や夫に向かって飛んでいく。

そのくせ、大好きなヨーグルトや果物のコンポートであれば、スプーンからでも口を大きく開けるのです。

平日は毎日これに付き合っている私も、週末担当の夫もうんざり。

デザートや甘い果物ばかりあげるわけにもいかないし、「もうミルクだけ飲んでくれれば良い」という月齢でもないので栄養は取って欲しい。

「さて、どうしたら…」と考えてみると、ひとくちサイズの茹で野菜や、カットしたパンなどは自分の手でつかんで黙々と食べている。

じゃ、もうそれでいいじゃん!娘にお任せだ!

 

 スポンサードリンク

 

娘に食べるのお任せ離乳食。

つかみ食べの練習用に茹で野菜は毎回用意していたけど、スプーンであげるおかずを中心にするのは止めて、野菜の種類を増やして用意。

肉はさすがにそのまま出してもまだ食べられないので、茹でた後ブレンダーでミンチにしたものを、溶き卵(一日の摂取量である半個分)と混ぜてパンケーキっぽく焼き、適当な大きさにカット。

これを娘のテーブルにごろごろっと置いてみた。

すると、落としたり手の中から飛んで行ったりは多少あったものの、完食。しかもご機嫌。

 

これってBaby-led Weaning(BLW)だった。

ツイッターで「それってBaby-led Weaning(BLW)っていうイギリス発祥の離乳食の与えかただよ」と教えてもらって、びっくり。

さっそくネットで英語や日本語の記事をいくつか調べてみて、「あー、確かにこれはBLW(もどき)だ」ってなりました。

知らず知らずに導入していたのですね。

夫にも見せたところ「このやり方なら僕もイライラしないで済む」と(笑)。

娘が食べるのを見守りつつ、私は台所の片付けられるので、時短にもなる。食べ散らかした場所は、全部食べ終わったあと、いっきに片付ければ良いし(娘が食べてるときは、どんなに汚そうが基本的に手は出さないことにした)。

 

とにかく娘がごきげんで、親は極力ストレスフリーに。

BLW(もどき)を意識して、娘に食事を出してみた本日。

調理器具を片付けながら、娘の方を振り返ると、彼女は右手に握ったカボチャを得意げに私に見せてニッコリ。

そうだよね、ごはんは気分よく食べたいよね」と改めて思いました。

いずれ、また違う悩みも出てくるだろうけど、「赤ちゃんだって大人だって、ごはんは楽しく」を忘れないようにしよう。

 

 

おばあちゃんのショソン(Chausson)

ニースも朝晩15度以下に冷え込むようになってきました。

明日から11月。時間がたつの早い。

 

我が家は土足厳禁。

フランスのよそのご家庭をあまり知らないのですが、我が家は土足厳禁です。日本的な「玄関」はないけれど、ドア付近でみんな靴を履き替えます。(おかげで習慣の違いに戸惑うこともなく、ノンストレスだった日本人妻の私)

意外だったことに、アルザスのおばあちゃんちも土足厳禁。なので、一家の女性たちは95歳のおばあちゃんが編む「ショソン(Chausson)」を履いています。

f:id:srdavi3216:20170926220111j:image

私にも一年に2足ほど編んでくれるので、夏を除いてずっと愛用しています。

色の組み合わせが可愛いのです。初めてショソンをもらった時、嬉しくて何度もお礼を言ったせいか、私の分も作ってくれるように。嬉しい。

同じくおばあちゃんのショソン愛用者の義母は、擦りきれて穴が空いたら窓拭きなどに使って捨てていますが、私は、なんだかもったいない気がして、穴の部分を縫い直したり、当て布をしたりして使用しています。

蒸れないし、暖かいしで、最高なのよね。

 

お客さんが土足で入ってくるのはいまだに慣れない。

土足厳禁の我が家(&アルザスのおばあちゃん家)なので、私自身は外からのお客さん(業者なども)が悪気なく土足で入ってくるのにいまだに慣れないでいます。

住人である私達が靴を履いていないのを見て「あ、脱いだほうがいい?」という人もいますが、気付かない人も。業者さんなど短時間で帰っていく人たちには、こちらも「仕方ないよね」で黙認。宿泊客には説明して脱いでもらっています。

しかし、脱いでもらったところで客用スリッパなど用意していないのが我が家(というか義父母)。大雑把(笑)。

夏はともかく冬場は寒すぎるし、そのうち、客用ショソンを用意しようかなと思っています。

 

 

 

プチスイスにはまっています。

f:id:srdavi3216:20170331192013j:image

最近はまっている、というかフランスに来て初めて食べていたく感動して以来、しょっちゅう食べているのが「プチスイス(Petits suisse)」。

 

容器から出して吸取り紙を剥がして、と食べるのにひと手間がかかりますが、こってりしていて濃厚で美味しい。安いものだと12個セットで1.5ユーロ前後で買えます。

違いのわからない女ゆえ、どのブランドのものでも美味しくいただいております。

 

昨日までてっきりヨーグルトだと思っていたのですが、調べたところどうやら「チーズ」に区分されるようです。

スイス人のアドバイスで、チーズカードにクリームを入れて作ったチーズ

www.meg-snow.com

スイス人がアドバイスしたから「プチスイス」…。

 

正直、チーズでもヨーグルトでも美味しければいいのです。ぶっちゃけ「フロマージュブラン」と「ヨーグルト」の違いもあまりわからない(どっちも美味しくいただく)私です。

これに、義母作のほろ苦いオレンジジャムをたっぷりかけて食べるのが、めっちゃ合う!他には、マロンクリームとかブルーベリーとかも良いです。

最近の一番のおやつであります。

 

プチスイスは離乳食としても使うらしい。

「プチスイス」って何?とググっていると、複数のフランス在住日本人の方のブログで、割と離乳食として「プチスイス」を出すというエントリーを見かけました。

夫に「離乳食にプチスイスって知ってた?」と尋ねてみたところ、「知らなかったけど、プチスイスは”子供用の食べ物”というイメージがあった」とのこと。

三ヶ月後には始まる娘の離乳食。

お医者さんと相談して、大丈夫なら導入してみようと思っています。

 

※8ヶ月検診の時に、プチスイス導入を勧められました!

 

フランスの赤ちゃんの鼻洗浄。

赤ちゃんのケア方法は、フランスと日本でやり方が異なるものが色々あります。

と言っても、私は日本のやり方は、育児書と、はるか昔に年下のいとこ達に祖母やおじおば達がしていたことしか知らないのですが。

 

育児を始めて、今まで見知っていたやり方と違う!(日本の育児書含む)と思ったことに

  • 粉ミルクの作り方: 哺乳瓶は煮沸消毒しない、洗剤で洗って乾かすだけ。ミルクを人肌に温めない。市販の常温ミネラルウォーター(赤ちゃん飲料可マーク付きのもの)と混ぜるだけ。
  • 沐浴: テーブルの上に敷いたバスタオルの上で頭から体まで石鹸の泡で洗い上げ、バスタブにつけるのは石鹸を洗い流すためだけ。お腹にガーゼとかしない。

などがありますが、衝撃的に異なっていたのが、鼻そうじ。鼻くその取り方

 

日本の育児書に書いてあるような綿棒やガーゼで優しく拭き取り、ではなく、生理食塩水で鼻洗浄です。

市販の一回使い切りタイプのスポイトに入ったものを使います。薬局や大きめのスーパーなどに行けば大抵売ってます。100本入りで2ユーロくらいでしょうか。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/srdavi3216/20180208/20180208182418.jpg

フランス式赤ちゃんの鼻洗浄の方法

  1. 赤ちゃんをうつ伏せにする。顔を左右どちらかに向ける。
  2. 生理食塩水のスポイトを鼻の穴に突っ込む(あまり奥深くではなく、鼻奥に液がちゃんと入る程度)。顔が右向きなら右の穴、左向きなら左の穴。要するに上にくるほうの鼻の穴。
  3. スポイトを一押しして半分ほど液注入。
  4. 液がちゃんとスポイトを入れた穴と反対側の穴から出ていることを確認。中に詰まってる鼻くそ鼻水が押し出されてくる(もしくは赤ちゃんの鼻息で噴射されてくる)ので、ティッシュやガーゼですかさず拭き取る。呼吸とともに鼻の中に再度吸い込まれる場合もあるので、その場合はもう一度液を注入。
  5. 赤ちゃんの顔を反対に向けて同様にする。
  6. スポイト一本で左右一回分が基本だけど、鼻づまりがひどくて足りない時はもう一本使っても良い。

youtu.be

この方法、赤ちゃんは泣かないのか?

泣きます、そりゃもう盛大に。

鼻くそと鼻水を噴射しながら、顔を真っ赤にして大泣きします。生理食塩水なので鼻に注入しても痛みはないですが、何せ息が苦しいし不愉快極まりないのだろうと思います。

でもうちの娘は、誕生したその日から、毎日毎日この方法で鼻を洗われています。私が受けた指導が特別というわけではなく、鼻洗浄液がどこ行っても普通に売られてるので、フランスではごくごく一般的な方法なのだと思われます。

でも身体がまだ自分でコントロールできない娘は、親にされるがままに来る日も来る日も鼻洗浄。生まれて3カ月近くたった今は、さほど鼻が詰まってない時は、泣かずに鼻洗浄を終える日も増えてきました。汚れがひどいとその分噴射にも力が必要だし、息も苦しいので泣きます。

ほんとエライと思う。私だったら「やー、なんか怖いからヤダ」って遠慮したいくらい。終わったあとは、尊敬の念を持ってたっぷり抱きしめております(入浴担当の夫が)。

傍目にはかなり赤ちゃんに容赦ない感じですが、かなり鼻の中がキレイになるのは間違いありません。

※この鼻洗浄、生後8ヶ月の頃に「もうやらなくていいかなぁ」という感じになり、1歳になった今は全然やっていません。余った洗浄液は、最近では花粉症の私が使用しています・・・。